vol.4 きっかけは「白夜行」
こんにちは。岡部です。
長文なので暇な時に読んでもらえれば幸いです。
旅行も家族以外との会食も控えなければいけないこのご時世。今年のゴールデンウィークもどこに出掛けるわけでもなく、インドアライフをおくる毎日です。
非日常を求めて、知らない街を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい、そんな欲求を押さえるのに必死でしたが、耐えていくうちにだんだん慣れてくるものですね。
このごろ、読書を始めました。
もともと漫画や、舞台観劇は好きです。
人の心を動かす物語を作れる漫画家ってすごい。お気に入りは、あだち充と高橋留美子。
物語を歌や演技で表現して感動を与える役者ってすごい。舞台上はひとつの世界が広がっているからテレビドラマより個人的に好き。
結局、自分にないものをもつ人がかっこよく見えるってことなのかも。
想像力が乏しいから読書はずっと敬遠していましたが、人との接触を避けつつ有意義な時を過ごしたい、それで本屋で手に取ってみたのが「白夜行」。
ダブルミリオン超、大ベストセラー。帯の文句につられただけの理由です。
私はすぐ物語に影響されます。
読み進めるうちに、どんどん心が沈みました。読み終わる頃には、我が身に起きたことのように、この先どうやって生きていけばいいの、そんな気持ちにさえなっていました。
一方、その沼から抜けられなくなっている自分に気づき、同著者の作品を何冊も買い求めることに。
こんなに思うように気持ちを左右され、鳥肌がたったのも久しぶりで、それが私にとって非日常だったのかもしれません。
今、読んでいる作品も「悩み相談を請け負ってくれる」というこれまた、自分に置き換えると切なく、心を惑わされるもので、読み終わるのが寂しいけど早く終わりたい、複雑です。
左手にもっている残り頁が薄くなってくると、え、全て解決するの?と不安になりながら、ちゃんと想像を遥かに超えてくるからやめられない。
最近、この著者を好きな人と読んだ本の話をしたら楽しかった。
そんな人が増えるとうれしいな。
ミステリー以外もあるので是非。
(読んだ作品)
白夜行
秘密
幻夜
手紙
夢幻花
片想い
白銀ジャック
雪煙チェイス
犯人のいない殺人の夜
ナミヤ雑貨店の奇蹟
(買ったけどまだ読んでない作品)
容疑者Xの献身
新参者
赤い指
探偵ガリレオ
短編集3冊
(借りたけどまだ読んでない作品)
白鳥とコウモリ
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